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インターン体験記〜21時まで明るい初夏のオーストリア!〜

こんにちは。
初めまして、M2の森です。
今回、2024年3月末から3ヶ月間オーストリアのGraz University of Technologyへインターンとして留学したことを共有したいと思います。

場所は中欧オーストリア🇦🇹のGraz。オーストリアでは2番目に大きい街で人口は30万人弱。

私の今回の研究テーマは「ARタスクサポートシステムにおける作業状況認識の不確実性の表示方法」でした。近年、状態検出は多くの分野で活用されていますが、その判断や予測がどれほど信頼できるのかをユーザーに伝える方法はまだまだ発展途上です。不確実性を適切に表示することで、ユーザーはシステムの判断をより正しく理解し、適切に活用することができます。

研究の合間には、オーストリアの文化や生活を満喫しました。グラーツは歴史的な建築物が立ち並ぶ美しい街で、旧市街はユネスコの世界遺産にも登録されています。休日には(お店が大体閉まっている)街を散策し、美術館や教会を訪れたり、レストランで食事を楽しんだりしました。ビールがとても飲みやすくスーパーでケース買いしてみたり。

ザ・コンパクトシティのように、近郊の美しい自然にも気軽にアクセスできます。

また、オーストリアは中欧にあるだけあって他のヨーロッパ諸国に行きやすいです。
移動にはFLIX BUSが安くておすすめ。

インターンを終えて
このすばらしく刺激的な体験を通じて、自分のスキルを磨き、新たな挑戦の勇気を得ることができました。

長めに滞在することでしか得られない出会いなどもあり、濃厚な生活を送れたと思います。

最後に、Grazで指導してくださったAlex先生、ラボのメンバー、サポートしていただいたIMDの先生方、その他オーストリアでお世話になったすべての方に感謝申し上げます。danke schön!

飯!大自然!サバイバル! SIG-MR@阿寒湖

2回目カキコ…ども…

俺みたいなM2で学会参加してる野郎、他に、いますかっていねーか、はは

 

どうも,阿部です.

今回は複合現実感研究委員会(SIG-MR)に参加させていただきました.

開催地はなんと,北海道は阿寒湖です。

聞いたことあるけど、どのあたりに位置してるか知らない人も多いんじゃないですかね。

答えはここです.

前回参加した学会の開催地が沖縄だったので,最北南端は制覇ですね.

ただ,見て分かると思うんですけど,阿寒湖,遠すぎる.

だって,NAISTから片道10時間だよ.なんでこの場所で開催なの…

こりゃ楽しまないきゃやってらんないなと,飲まなきゃやってらんないよと.
とりあえず待ち時間に3本乾杯です.

 

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2時間半かけて釧路空港到着です.

酔いが覚めちゃったんでとりあず釧路のB級グルメ「スパカツ」とサッポロクラシックで乾杯です.

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ウンまああ~いっ!こっこれは~っ!この味わあぁ~っ!コッテリとしたパスタソースに豚カツのジューシー部分がからみつくうまさだ!!パスタが豚カツを!豚カツがパスタを引き立てるッ!“ハーモニー”っつーんですかあ~、“味の調和”っつーんですか~っ!例えるならサイモンとガーファンクルのデュエット!ウッチャンに対するナンチャン!高森朝雄の原作に対するちばてつやの“あしたのジョー”!

 

さぁ,アルコールで体も温まったところで阿寒湖に向けて出発です.

ただ釧路空港から阿寒湖までのバスは1日5本しかありません.

閉所恐怖症のワイ将にとって,研究者汁で溢れた蒸し暑い車内はいくら極寒の阿寒湖といえどパニック不可避.

 

 

 

なんつってる間に4時っすよ(笑) あ~あ、初日発表の辛いとこね、これ

 

ぬるぽ

Λ_Λ  \\
( ・∀・)   | | ガッ
と    )    | |
Y /ノ    人
/ )    <  >_Λ∩
_/し’ //. V`Д´)/
(_フ彡        / ←>>1

 

それじゃあ最後に,今回食べたものの振り返りをしてお別れです.

「ワカサギ天丼」 「ビール」 「ホタテバター」 「パリモモのルイベ」 「ビール」 「スパカツ」 「ビール」 「ザリガニ」 「いくら丼」 「ソフトクリーム」 「深山丼」 「ビール」 「ザリガニ」「牡蠣のスープカレー」

 

GEIOT上田史貴くんチームがKANSAI STUDENT PITCHにて発表

2023.03.03に開催されましたKANSAI STUDENT PITCH2023 にて

上田史貴くん(修士1年)のチームがプレゼンを行いました。トップバッタという点で、二人とも緊張していましたが、しっかりプレゼンしていました。審査員の方々から、なかなか厳しい質問がいくつか飛んでおり、一生懸命に回答しており、日頃の研究での質疑応答が活かされていたと感じました。

結果は、受賞できませんでしたが、今後も研究や研究外でどんどん活動して欲しいです。

図.発表中のチームぎんなん

図.会場Quintbridge

 

 

VRSJ-SIG-MR参加報告(岡田)

M2の岡田です。
9/27(木)に学会発表を行いましたので報告させて頂きます。

学会の詳細は以下の通りです。
学会名:日本VR学会複合現実感研究会(VRSJ-SIG-MR)
URL:http://www.ime.cmc.osaka-u.ac.jp/CONFERENCE/SIGMR_/
開催日:2012年9月27-28日
会場:根室市総合文化会館(27日)、根室グランドホテル(28日)
共催:マルチメディア・仮想環境基礎研究会(MVE)、日本VR学会サイバースペースと仮想都市研究会(VRSJ-SIG-CS)
連催:ヒューマンインターフェース学会バーチャル・リアリティ・インタラクション専門研究委員会(HI-SIG-VR)

[9月27日]
学会1日目のセッションは以下の通り。
・アンビエント・ソーシャル・インタラクション
・マルチモーダルインターフェース
・招待講演
・ビジュアルトラッキング・コンピュータビジョン
・バーチャルリアリティ
私の発表はビジュアルトラッキング・コンピュータビジョンのセッションでした。

1日目の会場は根室市総合文化会館。
根室は奈良と比べ10℃近く気温が低く、体と心を震わせながら会場に向かいました。

この日の発表で印象に残った発表は、「TrakMarkのための仮想化現実モデルを用いた
ベンチマークスイートの開発とカメラトラッキング手法評価への適用」です。
これはカメラトラッキング手法の推定精度を評価するためのベンチマークに関する研究で、
発表では仮想空間における歩行モーションの再現法や推定精度の評価手法の説明が主でした。
このTrakMarkと呼ばれるプロジェクトが成功し、世界中の研究者の負担が軽減される事に期待です。

もう一つ印象に残った発表は、招待講演の
「~酪農郷を結び、人と人とを結ぶ道~酪農家集団が造り上げた“根室フットパス”」です。
日頃研究している内容とは大きく異なる発表でしたが、色々と興味深いお話を聞く事ができ、
とても楽しい時間を過ごしました。

タイトルにある“フットパス”とは、根室にある牧場の中を探索するツアーのようなもので、
根室フットパスは日本初のフットパスだそうです。この根室フットパスを実現するまでの様々な
活動・苦労について(牧場に部外者が入る事は法律で禁止されている事など)聞くことが出来ました。
もし根室に行く機会があれば、この根室フットパスを観光候補に入れてみてはいかがでしょうか?
URL:http://www.nemuro-footpath.com/

また講演の最後に、酪農の難しさについての説明がありました。乳牛1頭の飼育は数年単位の
スケジュールの元で行われており、急に「乳牛の数を減らせ!」「牛乳の収穫量を増やせ!」と
言われても困る、牛乳は蛇口を捻れば出る物ではない、と強調していたのが印象的でした。

この招待講演の次が、私の研究発表でした。 オナカイタイデス
発表時間は20分、質疑応答は5分。 ハッピョウジカンナガィ
題名は「カメラズームによる内部パラメータの変化を考慮した拡張現実感のためのカメラ位置・姿勢推定」。
内容を簡単に説明しますと、カメラのズーム機能を用いることで変化した内部パラメータ(焦点距離など)を、
連続フレーム間における自然特徴点の対応関係を用いて推定することで、ズーム対応のマーカベースARを実現する手法です。

発表の出来は…以前の学会発表に比べればマシになった(気がする)のですが、
緊張の余り、質疑応答における解答が少し見当違いになってしまいました…
20分という長い発表時間が終えたことに安心し、少し気が抜けてしまったからかもしれません…
もし次の機会があれば、最後まで気を引き締め、的確に質問に答えていきたいです。

姿勢がだらしない…シャキッとせいシャキッと!

[9月28日]
学会2日目のセッションは以下の通り。
・複合現実・拡張現実
・テレプレゼンス
・触覚・嗅覚

2日目の会場は、根室グランドホテル。

印象に残った発表は、「拡張現実感における擬似触覚を用いた引力提示に関する一検討」です。
これは、バーチャル世界とのインタラクションにおける力触覚に関する研究で、
物理デバイスを用いるのではなく、ユーザが想定する仮想物体の動作量と実際の動作量の間に生じる
ズレを利用することで擬似触覚を生みだすという内容でした。
(マウスの現実世界での移動と、PC画面上でのポインタの移動に置き換えると、想像しやすいかも)

わざとユーザの希望とは異なる動作を行うことで、よりリアルに感じさせる事が出来るというのは、
とても衝撃的でした。このような柔軟な発想が出来るようになりたいです。

少し余談ですが、2日目の学会終了後、学外の学生と一緒に、
根室名物のB級グルメ「エスカロップ」を食べに行きました。
エスカロップとは、バターライスの上にポークカツレツを乗せ、デミグラスソースをかけたものです。

このカツが柔らかく、バターライスが絶妙に合っていて本当に美味しかった!
このエスカロップに限らず、根室の食べ物は美味しいものばかりで…
研究頑張って良かったな~とシミジミと感じました。

色々と大変でしたが、普段会うことのない方々と話をしたり、
ちょっとした観光ができ、この学会に参加して良かったというのが正直な感想です。
現在のM1の方は、来年の参加を文句なしにオススメします!
(…来年からは島に行くと耳にしましたが気のせい)

以上、長くなりましたが学会報告でした。

オープンキャンパスを開催しました。

M1の李です。

先日(5月26日土曜)、オープンキャンパスを開催しました。

たくさんの方に来ていただきました!ありがとうございます(*^_^*)

写真と共に、簡単にレポートさせていただきます!

 

IMDラボへようこそ!

ようこそインタラクティブメディア設計学研究室へ!

 

デモ室入口

デモ室の入り口です!学生で賑わっています!

 

AR絵本

AR絵本について説明するキムさん。

みなさん”すごい!”と楽しんでいただけました!(^^)

 

ズーム可能なARシステム

ズーム可能なARシステムについて説明を行う岡田さん。

 

フォトモザイク

フォトモザイクについて説明する木村くん(左)。

自分も初めて見たときびっくりしました。

 

検索システム

検索システムについて解説を行う欅さん。

 

magic light

Magic Lightシステムについて解説を行う小澤さんと張さん。

 

デモ室全景

デモ室の全景。(ちゃっかり自分も写ってました笑

 

様々な質問が飛び交い、説明している自分たちも、多くの刺激を受けました。

そのなかでもやはり入試に関しての質問が多かったです。

特に多かったものが、小論文に関してでした。

自分も昨年の今頃は大変だったなあと思い出しました。(しみじみ

 

あまり偉そうにアドバイスができる立場ではありませんが、一つだけ言えるとすれば、小論文はあくまでも文章によるアピールだということです。

自分がNAISTで取り組みたい研究について、分かりやすく、論理的に説明を行い、読み手に熱意ややる気をアピールする機会です。

小論文について何を書けばいいか悩んでいる方は、今一度、自分はNAISTに入って何をしたいのかということを考えてみてください。きっとうまくいくと思います!

 

今回紹介しきれなかった研究については、こちらのページをご覧ください!

また、いつでも見学会というものも開催していますので、こちらから気軽にお申し込みください!

 

それでは、来年是非同じキャンパスで学びましょう!(`・ω・´)ゞ
李でした。

平成23年度 情報処理学会関西支部大会を終えて

9月22日に行われた平成23年度情報処理学会関西支部大会に参加してきました.
今回は,その中で感じたことを福澤が報告していきます.

 

私は様々な研究分野のセクションの中でメディア・インタラクションのセクションにおいて口頭発表をさせて頂きました.
このような学会や研究会における発表は,普段のゼミにおける研究発表とは異なり,如何に初めて自分の研究を聞く相手に対して,研究内容の重要性や新規性を伝えるかという論文やプレゼンテーションの難しさがあります.
自分が発表に対して練習しておくというのも1つの方法ですが,学会の場を通じて他人の発表から自身の参考になることが多いので,私は自身の発表より他人の発表を聞くことを学会においては大切にしています.

 

今回の関西支部大会においては,学生の口頭発表のみならず企業の方のセッションも多くあり,自身の研究や関心においても貴重な経験となりました.これから社会で働く自分にとっては研究機関の中だけではなく,実際の世の中におけるニーズなどに広く目を向けていくことも大切だと感じています.

 

もちろん自身の発表では練習成果の50%ぐらいの力しか出せれなかったですが,多くの方々に質問やアドバイスを頂き大変勉強になりました.
結果としては学生奨励賞を頂くことが出来ましたが,研究室の先生方や学生方の支えがあってこそだと感じています.改めてお礼を言わせてもらいます.
これに飽くことなく更なる研究結果を残せるように力を注いていきたいと思います.

 

 

最後に…
懇親会の乾杯のあいさつの際に大阪大学名誉教授の方が現在の情報化社会に対して

「40年前には考えられなかった世の中になり…」

とおしゃっていました.

 

研究者である以上,現状に満足することなく常に何かに対して向上を目指す姿勢が大切だと思っています.また,研究の成果や技術が実際に世の中の多くの人に役立ち,利用されることで,今以上に良くなることが最大の喜びではないかと感じます.
研究などによって社会をよくするために貢献していこうとしている以上,この姿勢を大事にしていきたいと思っていますが…

 

40年後には自身が胸を張って「40年前には考えられなかった世の中になり…」と言いたいですね.

第16回日本バーチャルリアリティ学会大会参加報告

どうも,M2の藤本です.

今回はM2藤本,M2熊谷が9月20~22日参加したVR学会大会の模様をお伝えします.

VR学会大会はVRSJ(Virtual Reality Society of Japan)が開催する今年で16回目を迎える全国大会であり,今回は北海道の公立はこだて未来大学で開催されました.口頭発表だけで200件を超える発表があり,私たちの研究テーマであるAR/MRだけでなく,テレイマジネーション,力触覚,聴覚,教育,医療応用等,まさしくバーチャルリアリティ関係の研究を包括したような内容の学会となっています.

開催場所であるはこだて未来大学は建物内が非常にスタイリッシュで,
各研究室間の扉や仕切りがないという特殊な学校です.

どこで撮っても絵になる.

まず,自身の発表に関してですが,質疑応答は想定質問を考え,内容を準備して行ったにも関わらず,まとまりのない回答をしてしまい惨敗.質疑応答難しい!!これから発表される方は質問の受け答えの仕方まで練習していくことをお勧めします.

口頭発表ではフィギュアスケート選手が滑っているモデルをPTAMを用いてテーブル上に重畳表示し,軌跡などを可視化するといった研究(*1)がデモ,発表ともに完成度が高く,印象に残りました.
他に興味深いものとして,ポテトチップスを食べた時のパリパリというクリスピー音をユーザの顎の動きに合わせヘッドフォンに流し,食感を拡張するという研究がありました.こういった面白そうなマルチモーダルインタフェースはデモ体験してみたいですね.

またパネルディスカッションでは電脳コイル型社会の実現に向けて何が必要か~というタイトルで塚本先生(神大),清川先生(阪大),奥村氏(東芝)が拡張現実感を題材としたNHKアニメ「電脳コイル」を通し,これから来るべきAR/MR社会に関して議論を戦わせておりました.塚本先生は日常的にHMDを着用されているというウェアラブル界の先駆者,懇親会でも当然HMDを着用されておりました.私自身このアニメはすでに見ているのですが,3人の専門家のご意見を伺って,これほどまでに深くARのことを考えた内容だったのかと改めて感心しました.もう一度見てみよう.

最後に,はこだて未来大の興味深い研究

ホタテ領域の抽出(*1)に

毛ガニ領域の抽出(*2)に

ワカメ領域の抽出(*3)!

人出で調べるのが面倒な各水産資源をそれに適した画像処理を行い抽出するという研究で
網走の水産試験場などと合同で研究をされているそうです.
なるほどこの研究はNAISTではできない.

さいごに:
この学会では私自身の研究において,先行研究として参考にさせていただいている研究の最新の研究内容が発表されており,発表後,発表者の方にいろいろとお話をきくことができました.このように自分の研究に関係のあるテーマについて他大の方の意見を伺えるのも学会の魅力のひとつと感じました.また, 人の発表を聞くことで自身のモチベーションを高まりを感じることもでき,非常に得るものの大きい学会参加だったと思います.

参考文献:1:
戸田真志,榎本洸一郎,桒原康裕,和田雅昭,畑中勝守 水産資源量調査を目的とした 海底画像からのホタテ領域抽出手法の検討 電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集,pp.612-615,2008
2:水島裕貴,萩沢武志,榎本洸一郎,戸田真志,桒原康裕,佐々木潤 水産資源量調査を目的とした海底動画像からのケガニ領域抽出
3:萩沢武志,榎本洸一郎,戸田真志,田村正勝,武田榮, 水産資源量調査を目的とした海底動画像からの海藻類抽出