月別アーカイブ: 2011年11月

NAIST駅伝にIMD Labが参加しました。

こんにちは。M1のキムジュヒョンです。
10月27日にNAIST駅伝が行われました。

年1回しかない貴重なイベントですので、IMD Labも参加しました。

駅伝は二つのグループに分けて、真剣に走って優勝を目指すグループと
仮装で賞を目指すグループがありました。私たちは仮装をしなかったですが、
コスプレした他の研究室の方々を見るだけですごく楽しかったです。
以下の写真はD2の藤木さんが取ったものです。

駅伝の順番は、
1番目はM2の田中さん、
2番目はM2の吉武さん、
3番目はM1の片山さん、
4番目はM2の熊谷さん、
5番目はM2の森さん、
6番目はD1の欅さん、
7番目はM2の福澤さん、
8番目はD2の藤木さん、
9番目はM1のキム、
10番目はM2の吉武さんの2回目

その結果,IMD Labは28チームの中で6位をしました。
順位を聞いて参加した皆さんも驚きました!すごく嬉しかったです!

参加した皆さんお疲れさまでした!そして、6位おめでとうございます!

オープンキャンパス開催しました

M1小澤拓です。
2011/11/05にNaistオープンキャンパスを実施されました。

当研究室では、
・巨大な4kディスプレイで炎のバレーボール体験
・ポスター及びiPad版飛び出す絵本
・透ける拡張現実(AR)の体験
・インタラクティブフォトモザイク
・画像の強調表示を行うプロジェクションAR
・XML データに対する高速な検索
以上の展示を行いました。

私は朝から4kディスプレイの説明を行なっていたのですが、子供たちは非常に楽しんでくれたようです。
4kディスプレイの炎のバレーボールは、距離画像カメラを利用して人が居るか居ないかを検出し、4kディスプレイに表示される仮想の炎のボールを打ち返してバレーボールを行うことができます。
始まって3分くらいデモンストレーションをしていると、もう子供たちが大量に押し寄せてきて遊び始めました。
これは非常に嬉しかったです。
この子供たちの中から、将来のNAIST生、ひいてはIMDメンバーが生まれることを祈っております。
また、子供だけでなくお父様やお母様方にも体験していただきました。
しかし、炎のバレーボールの前では年齢は関係無いようで、なかなか思い通りにボールを弾くことができず、非常に楽しんでおられるようにみえました。
人を楽しませる技術というのは、やはり素晴らしいと思います。自分の研究もこんな目で見てもらえたらいいなぁ…。

炎のバレーボールデモンストレーション風景

炎のバレーボール

炎のバレーボールデモンストレーション

透けている感覚を再現したAR

透けている感覚のAR

透けている感覚のARデモンストレーション

DBS153+WebDB Forum 2011 参加報告 (欅)

D1 です.データベースシステム研究会 第153回データベースシステム研究会 (DBS153, 11/3) と WebDB Forum 2011 (11/4, 5) の参加報告をします.

 

DBS153

大規模な会議になると各発表者へ割り当てられる発表時間が 10 分から 12 分程度になるのですが,データベースシステム研究会では十分にディスカッションできるように多少長めに発表時間が設けられています.今回の時間配分は発表 20 分,質疑 5 分となっていました.

私も DBS153 にて研究発表を行いました.内容を詰め込み過ぎたために初めて私の研究を聞いていただいた方には理解することが難しい発表になってしまっていたようなので,今後の発表はもっと汎用的なモチベーションを説明できるように努力しようと思います.

また,現在取り組んでいる研究は取り組み始めた段階であるためになかなか深い議論に発展することが難しかったのですが,質疑応答やその後のディスカッションでは有用なコメントをいくつかいただけたので,今後の研究では吟味していきたいと考えています.

WebDB Forum 2011

WebDB Forum は,データベース系の国内会議では唯一査読ありの会議であるため,学生だけでなく教員,企業からの論文投稿も比較的多いのではないでしょうか.

この会議では産学連携の試みとして,さまざまな企業の方による講演や,ポスターセッションへの出展などが行われています.今年は大量データのマネジメント,災害時の復興支援などに関して企業の取り組みを聞かせていただきました.

また,論文賞,学生奨励賞,企業賞などが設けられていることもあり,査読あり賞ありという学生からするといわゆる “おいしい会議” と言われています.

私も,来年こそは WebDB Forum に間に合わせて投稿しようと,ということを

かれこれ三年間毎年思っています.

 

内容としては,会議名の表しているとおり Web 検索を主軸にさまざまなテーマに関する研究がありました.まだまだ取り組まれ始めたばかりのチャレンジングな課題へ挑戦している研究発表が多く,現在の国内の Web 検索の流行を追うにはぴったりの会議です.

WebDB Forum 2011 では,一日目の夕方に DBS153 と合同のポスターセッションがありました.私の研究は XML 情報検索という,国内では認知度の低い分野であるために,質問をしてくる人はかなり詳しいか,もしくは全く知らないという場合にきっぱりと二分されます.全く知らない人に何度も同じことを説明するのは精神的に辛いのですが,一対一でフルボッコにされるのはもっと辛いです.しかし,やはり口頭発表よりもポスター発表の方がずっと深いディスカッションを行うことができるので,先が見えないと感じている人こそポスター発表するとハッピーになれるかもしれません.

さまざまな研究があった中でも特に,雑多なデータからどのようにしてユーザにとって有用な情報を提示するか,それは検索結果の提示方法の工夫であったり,ユーザの嗜好の推定であったり,情報検索を補助するツールの構築であったり,生データと格闘するような研究はやはり面白いと再認識できました.

久しぶりに,同年代,年上の先生方,ちらほらと出始めた後輩世代の人たちとのディスカッションを通して自分も頑張ろうととてもよい刺激を受けることができた3日間になりました.

 

 

最優秀論文賞の受賞風景

 

協賛企業からの資金で賄われた軽食.この他にも,ミスタードーナツやらゴディバのチョコレートやら大盤振る舞いでした.

 

研究室のみんなで分けてとのこと

フィンランド オウル大学レポート(その3)

Terve!
Minä olen Matoba.
Minä opiskelen Oulun yliopistossa.

 

 

フィンランド語で

 

こんにちは!
的場です。
私はオウル大学で勉強しています

 

っていう意味だよ(^o^)/

 

 

こんにちは、改めまして的場です。

8月末からフィンランドに滞在中の私が山田くん、西田くんに続いてオウル大学レポートを書いていきます。

 

前回の投稿では日本VR医学会への参加報告をしたのですが、その学会の3日後にフィンランドにやってきました。
それから約2ヶ月が過ぎた今、フィンランドで感じた事や学んだ事を思いのままに書き綴りたいと思います。

 

ちょっと長いですが、最後まで読んで頂けたら嬉しいです
ではでは・・・オウル大学レポートいってみよー(*^▽^*)ノ!!!

 

 

フィンランドへの印象

なんといっても美しい!!!

森と湖の国と言われていますが、本当に森と湖がたくさんある自然豊かな国です。

森といっても、暗くジメジメしているという感じではなく、何と言うか、マイナスイオンが全開!という感じで、ムーミンがひょっこり出て来るのではないか?!という雰囲気です。

(本当に出て来たら怖すぎますが笑)

 

 

 

フィンランドの森

 

そして、森には『何だこれ?!』って言う様な面白いキノコがたくさん生えていたり、

日本ではあまり見ない様な野鳥がいたりして、

面白いもの好きな私にとって森は最高に楽しい場所です

 

 

 

マンガに出てきそうなキノコがいっぱい生えている

 

 

 

 

 

木をコンコン叩くキツツキ

 

そして、そんな素敵な環境で生まれ育ったからなのか、フィンランドの方達は穏やかで優しい方が多い気がします。

 

どれくらい優しいかというと例えば・・・
乗っていたバスが全然知らない方向に進んで行ってしまい、不安過ぎて隣に座っているおじさんに訪ねたら一緒にバスを降りて家まで送ってくれた。

道ばたのハンバーガーショップでハンバーガーを食べていたら、店員さんがデザートをごちそうしてくれた。

山を登っていたら居合わせた登山者の人がトナカイの肉をくれて、山に生えているブルーベリーを一緒に摘んでくれた。

 

・・・とにかくみんな優しいです

 

 

そして、フィンランドの人達の優しさに触れるたびに、自分自身の今までの生き方を省みます。
果たしてそこまで自分は他人に対して思いやりの気持ちがあっただろうか?

そもそも、何も考えずに過ごしていて相手の状況や立場を十分に想像できていなかったのではないか?

時間や効率性を重視するあまり心身ともにゆとりをもつことを忘れていなかったか?

 

・・・などなど、今まであまり意識していなかった点に気づかされます。

 

 

 

日本から離れ今までとは少し異なる生活を体感しているからこそ、それまでの自分自身の行動や価値観を客観的に振り返る事ができた気がします。
この感覚を忘れないこと、そして、フィンランドの方達から受けた優しさを自分も他の方達に対して与えられる様になりたい、と思います。

 

うぅぅん・・・人って温かいな(>_<)(外は寒すぎるけど・・・!)

フィンランドに来てからもっともっと人が好きになりました!

 

・・・って今までフィンランドの国と人について書きましたが、

 

 

ここからが本番のオウル大学レポートです(まだまだ続くよo(*^▽^*)o)
オウル大学に来るにあたって、私は自分なりに2つの目標を設定しました。

 

1つ目は(当たり前ですが)研究を頑張る事

2つ目はフィンランドでしか学べない事を学ぶ事


です。

 

研究について

現在、こちらで認知症の方のためのユーザインタフェースについて研究を行っています。
先月、関連研究を行っている研究施設や老人ホームに見学に行かせて頂きました。

 

 

 

関連研究について説明を受けているところ

 

また老人ホームへ伺った際にはフィンランドの高齢者サポートの状況や福祉制度についても伺ったのですが、その内容が印象的でした。
・フィンランドの高齢者施設はほとんどが国立であること
・その施設にはほぼ無料で入居できること
・個人個人の認知症レベルに応じたサポート体制があること

・・・など、政府が主体となって10年20年先を見据えた対策を行い先手をうって対策を行っているという印象を受けました。

 

しかし、高齢化のスピードが早く、一部では入居待ちの高齢者の方がいたり、地域間で高齢者向け医療サービスの質に格差があったりするそうです。

その点は日本が抱えている問題と非常に似ていると感じました。

そしてこれまでの見学を通じて学んだ事や背景をもとに問題解決のための手段を考え、実装を行ったり予備実験を行ったりしてきました。
本当にいろんな方に支えられて研究が進められている事を実感しています。

 

今まで助けて下さった方達の期待に応えるためにも、残り1ヶ月、最後までしっかりと研究を進めていこうと思います。

 

 

つぎに2つ目の目標、

「フィンランドでしか学べない事を学ぶ事」について・・・

 

そもそもフィンランドでしか学べない事って何だろう?と思ったので、時間割コーディネーターの方や友達に相談して
教えてもらったのがSurvival FinnishとScandinavian Studyという授業です。

オウル大学には留学生のためのフィンランド語の授業があります。

 

その名もSurvival Finnish!!

 

FinlandでSurivivalな生活をするために、火のおこし方、サーモンのつり方、サウナの入り方を勉強します。

 

 

・・・o(・_・)o?

 
・・・って違う違う(>▽<;)!!!!

 

 

Survival Finnishではフィンランド語の基礎を勉強します。
この授業を受け終えると最低限フィンランドで生活していくためのフィンランド語が身に付くらしいです。

 

一時期、どんどん進んでいく授業展開にSurvival Finnishの授業内でさえSurviveが危うい状況になっていたのですが
無事テストも終わり、あとは結果を待つのみ o(・_・o)

 

 

熱心に教えて下さった先生や一緒に授業を受けた友達、宿題をみてくれた友達に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 


Survival Finnishのテキスト

 

 

 

またSurvivalFinnishとは別にフィンランドの文化を学ぶためにScandinavian Studiesという人文学部の授業も受講しました。

この授業では音楽・建築・政治など北欧諸国の文化について広く浅く学びます。

 

 

フィンランドに伝わる伝統楽器「カンテレ」をみんなで演奏したり、

 

フィンランドのダンスを踊ったりしました。

 

フィンランドは世界で唯一、戦時中にダンスが禁止された国で、
その時代のフィンランドの人々が何とか敵国の兵士に見つからずに踊る事ができないかと考えたダンスがある様です。
足のステップだけで踊るダンス(一見踊ってないと見せかけて踊っている、という感じのダンス)で手をつないで輪になって踊ります。

それをクラスみんなで手をつないで踊りました笑

 

 

Left! Rgiht! Jump ! Jump !! Jump !!!

Hey! Come on ♪ヘ(*≧∇)ノ!!

 

って感じでビバリーヒルズ並みの青春白書を体験できた気がします(笑)

 

 

・・・まだまだたくさん書きたい事があるのですが、今回はここまでにします。
最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

フィンランドの滞在期間も残り1ヶ月をきりましたが、悔いの残らない様1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。
ではでは・・・

Näkemiin (*´▽`*)ノまたね

 

 

 

 

おまけ:お気に入りの場所(学内の博物館)