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ヒューマンインタフェース学会研究会(SIG-DE-08)参加報告:(藤本)

こんにちは,M2藤本です.
ヒューマンインタフェース学会研究会(SIG-DE-08, 12/20)の参加報告を致します.

今回のヒューマンインタフェース学会研究会は千葉工業大学で行われました.発表の時間配分は発表20分質疑10分の後にオーサーインタビュー30分強という議論好きにはたまらない内容です.

オーサーインタビューとは発表後,発表者と聴講者が1対1で発表に関しての議論が行える,いわば質疑応答のスーパーロスタイムです.
通常の質疑応答時間では,時間が短いことに加え,回答の瞬発性が求められるため,発表者質問者ともに十分な議論ができず,消化不良になることも多いですが,それを解消するために設けられた時間がこのオーサインタビュー.

私は今回が初めての経験だったため,ボッコボコにされる構えで心を強く持って臨んだのですか,手加減していただいたのか,多くのご助言を頂き非常に勉強になりました.他の学会や研究会でも是非とも採用してもらいたいと感じました.

印象に残った発表としては放送大学の黒須正明教授の招待講演が挙げられます.
「現在の『論文査読により採用される論文で提案されるヒューマンインタフェース』と『実際に利用されているヒューマンインタフェース』には大きな開きがある.それは新規性や技術性の高さのみに論文の採用基準としての重きが置かれているためである.これを是正していかなければならない」と繰り返し主張されていたのが印象的でした.

以上,簡単ですが参加報告でした.