月別アーカイブ: 2012年3月

オープンキャンパスを終えて

こんにちは、M1の有田です。

大変遅くなってしまって申し訳ありませんが、2012年03月10日(土)に行われましたオープンキャンパスの報告をしたいと思います。

当日は、多くの学生さんが奈良先端科学技術大学院大学に足を運んでくださいましたsign03.gif
勿論、インタラクティブメディア設計学研究室のデモ室にも沢山のお客様が来てくださいました。

 

おいでませ!インタラクティブメディア設計学研究室!

学生さんを7階のデモ室に案内する為の案内板です。

顔は誰に似せて描いたんだろう?

 

フォトモザイク

さわやかな笑顔の森さんがフォトモザイクの解説をしてくださいました。

 

とび出す絵本のデモの様子

片山君のこの笑顔!icon_biggrin.gificon_biggrin.gificon_biggrin.gif

初対面の学生さんにもかかわらず相当盛り上がっていました!

 

 

また、オープンキャンパスが開かれると同時に、CICPも開催されました。
CICP(Creative and International Competitiveness Project)とは?

学生の研究プロジェクト企画・推進力や コミュニケーション力を育むことを目的とし、学生が心の中で大切に暖めているアイディアを発表する機会です。

毎年多くのグループが参加します。

オープンキャンパスにこられた方が、アイディアが良いと思ったグループに投票し、最も票を獲得したチームが優勝になります。

 

なんと今回、インタラクティブメディア設計学研究室の藤木さんのグループが優勝されましたsign03.gif

今回発表された内容は

『NAIST Ring: ユビキタス環境における新しい学生証の提案』

 

デモの様子

といっても、デモをやっているのはグループの一人小澤君。

ありがたい賞状

 

優勝おめでとうございますsign03.gif
さてさて、最後になりましたがオープンキャンパスにこられた方々は満足していただけたでしょうか?
私達研究室の学生は、とても有意義な時間を過ごさせていただきました!
このオープンキャンパスでインタラクティブメディア設計学研究室に興味を持って頂ければ幸いです。

Augmented Human International Conference2012 (AH2012) 参加報告:(藤本)

みなさんこんにちは,M2藤本です.
3月8-9日にフランスのメジェーブで開催された国際会議Augmented Human International Conference2012(AH2012)の参加報告をさせていただきます.
AHは今年で三度目の開催となる比較的新しい会議で, その名の通り科学技術により人間の能力を拡張することを主題としています.


開催会場

Augmented という単語を名に冠することからAR/MR等のVision系の基礎研究の発表も多いのでは,という私の予想は大きく外れ,力覚や聴覚,視覚等に関するシステムを開発し,それに関して
評価したという発表が大多数を占めていました.また,日本人の発表者が非常に多いことに驚きます.

今回は私にとって初めてとなる国際会議の口頭発表,英語原稿はJCやIgorさんをはじめとする研究室の様々なメンバーに何度も添削してもらっており,その原稿ももう何十回読んだかわからないくらい準備はしていったのですが,やはり発表直前は緊張します.発表直前のコーヒーブレイクでは何人もの参加者に「緊張してますね」と声をかけられる始末でしたが,発表自体は無難にこなせたようです.

それでは開催地等の話を
今回学会が開催されたメジェーブはフランス南,スイス国境近くにあるスキーリゾート地です.日本からフランクフルト経由でスイスジュネーブ空港までおよそ14時間半,そこからバスに1時間半揺られてやっと到着.箱庭のような風景が広がる非常に街並みの美しい所でした.

この学会で特徴的だったのはレセプション前に全員でのウォーキングツアーがあることで,美しい街並みを見つつ,土産物屋を回りながらレセプション会場のチーズフォンデュの店を目指します.


牛さん

一時間ほど歩いたところで異常発生.セッションチェア兼ガイドのJmさんが私たちの履いていた革靴を指して「ここからの道はこんな靴じゃ危険すぎる.なぜこんな靴を履いてきたんだ!今から行く道はこんなのだぞ.」と言いながら指さした道が下図.

イメージ図
無理すぎるわ!
しかたなく寒い中50分ほどバスを待ってバスでレセプション会場へ.

するとそこには加藤先生を始めとする教授陣がすでにビールで乾杯しているではありませんか.
こうなることを見越して先にタクシーできていたそうです.なんという先見の明! というか教えてください…
ディナーはチーズをパンにつけて食べるだけのチーズフォンデュ.正直ほとんど期待してなかったのですが,うますぎる!

無限に食べ続けられるのではないかというほど飽きがきません.フランスの食文化恐るべし.
飲み会は終始加藤先生が支配していたのは言うまでもありません.

飲み会を支配する加藤先生

学会の話に戻りますと,他の方の発表で印象に残ったのは東大暦本先生の研究室のM2の方の以下の発表.

テレコミュニケーションの研究の一種なのですが,3次元スキャナと3次元プリンタで遠隔地の人の顔をあらかじめ作成しておき,それを肩にのせてそれと会話するという研究.コンセプトは肩の上に乗ったオウムと喋るかのように遠隔地の人とコミュニケーションを取ることだそうです.
世の中には面白いことを考える人がいるものです…

会議全体を通して思ったのはみんな面白いことを考えたり研究しているなということ.日常の中の様々なことに疑問を持ち,それを興味深い研究にまで発展させていく力を持った人が多かったように感じます.私も来年から後期課程,こういった能力を培っていかなければならないと再認識した学会でした.

以下,写真.

教会

DEIM2012 参加報告 (欅)

データベース系会議の国内最大級の国内会議である,第 4 回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム2012 (DEIM 2012) に参加してきました.

口頭発表

開催期間 3/3-5 のうち,私の発表は初日でした.前回の DBS153 で発表が分かりづらいとコメントして頂けた先生に,まだまだ分かりにくいけど前回よりも少しだけわかりやすくなったと仰っていただいたので,ほんの少しだけ前に進めた気がします.また,これからは成果も出せるようにがんばります.

ナイトセッション

DEIM はその前身である DEWS という会議の頃から,夜には大規模な懇親会を開催しています.そして DEIM2012 の二日目の夜に開催されたナイトセッションのうちの一つ,「情報検索からの褒め殺し」という企画のお手伝いをして,当日もコメンテータとして登壇しました.内容を端的に述べると,DEIM2012 で発表された論文は紹介して,今後どんな方向性に持っていけば面白そうか,そしてその流れで今後の情報検索分野がどのような発展をしていくのかということを議論しよう,というものでした.物騒なタイトルですが,著者の批判は厳禁,ということでした.いや〜中心人物が真面目な人揃いだったため,極めて真面目なセッションになりました!

また,中心になって企画された先生方の仕事っぷりを見て,物事を企画するということはこれほどまでに念入りに準備するのだなぁと知ることができてよい経験になりました.

エクスカージョン

世界一のスーパーコンピュータ「京」を見学してきました.[きょう]でがなくて[けい]ですからご注意を.大規模なシステムの構築する上では様々な課題が立ちはだかっているけど,それを一つ一つ現実に解決することで偉大な仕事も達成することができるのだなぁと感動しました.僕もスーパーハカーになれるように頑張りたいです.