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オウル大学でのインターンシップ 中間報告

こんにちは,M1の秋山です.
ただいまフィンランドのオウル大学にインターンシップ生として留学中です.
8/18から約1か月という期間ですが,早いものでもうすぐ2週間が経とうとしています.
今回は現状について報告させていただきます.

私は現在,オウル大学の中でも,Department of Information Processing Science の Petri Pulli教授の研究室に在籍させていただいています.この研究室で私は,「高齢者や認知症患者の生活を支援するデバイス」の研究に関わらせていただいています.そのデバイスとはメガネ型のもので,文字通りメガネのように装着して使用します.このデバイスにはLEDが備え付けられていて,そのLEDで日常生活のサポートをすることを考えているそうです.また,このデバイスには各種センサーも備え付けられています.そのセンサーで得られた情報を解析することで,介護をする側の人間を支援することも考えているそうです.IMD LABの性質上,メガネ型のデバイスと聞くとすぐHMDを思い浮かべてしまいますが,それとはまた違ったアプローチで非常に興味深いものでした.

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メガネ型デバイスの外観.

さて,私がやらせてもらっていることですが,上記の研究を紹介するアニメーションのようなものを作成しています.この研究がなぜ必要なのか,成功したらどのようなことができるのか,などをわかりやすく説明しようとしています.現在はこの研究の動機付けの部分を,世界の人口や高齢化のデータを読んだり同じ研究室の方と議論しながら進めているところです.

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作成しているアニメーションの一場面.

また,大学でのいくつかのイベントにも参加させていただいています.先日もオウル大学のTOL(Imformation Processing Science)のSummer Partyに参加してきました.Partyと聞いて軽い気持ちで参加したのですが,夕食を食べた後は教授やPh.Dの方達が今後のオウル大学の教育について激しく議論されていました.一応自己紹介する機会もいただけて,みなさん暖かく迎え入れてくださいましたが,なかなかに場違い感を感じていました...ですが,このような経験もそうできることではないので,終わってみればいい経験だったかな,と思っています.

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TOLのSummer Partyの様子.

それでは,この辺りで失礼いたします.
また帰国後にインターンシップ全体の報告をさせていただこうかと思います.