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APMAR 2017

こんにちは,D1の秋山です.

7/3に北京で行われたAPMAR 2017(Asia Pacific Workshop on Mixed and Augmented Reality)に参加してきましたので報告いたします.APMARは,前身となるKJMR, APMRの範囲をさらに発展させた今年が第1回目の学会です.北京の北京理工大学で行われました.本研究室からは秋山とQiruiさんが参加させて頂きました.

集合写真

 

 

 

 

 

 

Keynote Speechとしては,ミュンヘン工科大学のNassir Navab教授がAR(拡張現実感)の医療応用について講演をしておられました.高性能化する近年の医療設備のインターフェイスは複雑で直感的ではないものが多い現状に対し,インターフェイスとしてARを利用して直感的操作を実現することを提案されていました.また,人体の内部などの普段は見えない部分をARにより可視化することで手術や教育の現場での応用も期待されることも話されていました.ARのこれからの可能性を感じる講演でとても興味深いものでした.個人的な話ですが,私は昨年Navab教授の研究室にインターンシップに行かせていただいていたので,少し懐かしい気持ちで講演を聞かせていただきました.

Keynote speech by Prof. Nassir Navab

 

 

 

 

 

 

口頭発表はAR, MR分野の興味深い研究をたくさん聞くことができました.Asis Pacificの名の通り,日本,韓国,中国,オーストラリアなど多数のアジアの大学からの投稿がありました.22本の口頭発表,6本のポスター掲示があり,僕もQiruiさんも口頭発表をさせていただきました.僕はIMD Lab.とKAISTのmyDesign Lab.との間で行われたIoTのためのARインターフェイスについて,Qiruiさんはご自身の研究であるCurvelet Domainを利用したDepth mapの補完技術についての発表を行いました.

Presentation by Qirui

 

 

 

 

 

 

 

APMARは現在の研究の情報を共有して意見交換をしたり,同分野の研究者の方と知り合ったりするのにとても適した学会だと感じました.次回のAPMAR2018は台湾で開催されるようです.来年も参加できるように日々の研究に努めたいと思います.