こんにちは,M1の松村です.
私たちは先週の10月19日と20日に,北見工業大学 (北海道,北見) で開催された第53回 複合現実感研究会 (SIG-MR) に参加してきましたのでご報告いたします.
SIG-MRは日本バーチャルリアリティ学会に設置された研究会の一つで,VRとARの両方を扱う複合現実感 (Mixed Reality) に関する研究会です.
今回の研究会では,サイバースペースと仮想都市研究会 (SIG-CS) ,電子情報通信学会メディアエクスペリエンス・バーチャル環境基礎研究会 (MVE) ,ヒューマンインタフェース学会デバイスメディア指向ユーザインタフェース研究会 (SIG-DeMO) の3研究会と共催・連催されました.
2日間の口頭発表セッションがあり,私は1日目のスポーツセッションへ,ご一緒に参加されたD2の秋山さんは2日目の錯覚のセッションへの参加でした.
秋山さんは「知覚量に基づく光投影による色制御実現に向けた色知覚モデルの検討」という題目で,プロジェクションに関する研究についてご発表されていました.
私は「運動学習のための顔交換技術の初期検討」という題目で,イメージトレーニングのための顔交換技術について発表を行いました.
外部での発表は初めてではないのですが,NAISTに入学してからは初めての発表ということでテーマの説明に慣れていないこともあり少し緊張していましたが,質疑応答で頂いたコメントや質問は新たな知見があり良い経験になりました.
是非今後の検討に活かしていきたいと思います.
また,招待講演として北見工業大学の鈴木先生のお話を聞くことができました.
冬季スポーツ,具体的にはアルペンスキーへの工学的取り組みについてのご講演であり,その中に海外の有名選手の動きを解析し学習するというお話がありました.
私の研究テーマもスポーツ・運動学習に関連するものなので非常に興味深いお話となりました.
M1のこの時期に外部での研究会を経験することができ,非常にありがたい経験となりました.
学会・研究会に参加することは,自身の研究に対するモチベーションにもつながりますので,また他の学会に参加できるよう日々の研究生活に努めたいです.