こんにちは、M1の大谷です。
フィンランドのオウル大学での一ヶ月間のインターンシップを終え、先週帰国しました。今回はその報告をさせていただきます。
まず大学で行っていたインターンシップの内容についてです。
今回のインターンシップでは、CMVS(The Center for Machine Vision and Signal Analysis)内のPhysiological Signal Analysis Groupというところで、Tapio Seppanen先生、Tiina Seppanen先生にお世話になりました。その中で私は、Tiina先生の研究内容であるRespiratory Effort Beltsのデータ解析をさせていただきました。このテーマを選んだ理由としては、医療分野と情報分野の融合分野という点でNAISTでの私の研究と共通しており、私の研究に活かせるものがあるのではないかと考えたからです。
Respiratory Effort Beltsとは、胸とお腹の動きから呼吸のペース、流量など呼吸に関する様々な情報を推定できるものです。今回のインターンシップでは、肺活量計を用いて測定した正確な値と、Respiratory Effort Beltsを用いて測定した推定値との関連性について調べました。解析に用いたデータは実際に病院でアレルギー患者を測定したデータで、そのようなデータを扱うことは非常に貴重な経験となりました。
解析にはSPSSというソフトを使いました。初めて使うものだったので、はじめは苦戦しましたがルームメイトの助けもあって、最終的になんとかTiina先生に結果を提出することができました。
今回のインターンは新たな知識を得るとともに、自身の研究についての理解を深めるための良い機会となりました。
ルームメイト達
次にフィンランドの町について書きます。
まず、行く前から分かりきっていたことですが、とにかく寒いです。私が一か月で体験した中では最低-23℃まで下がりました。
しかし、気温の低さを除けば、フィンランド生活はとても快適で素晴らしいものでした。
町並みは美しく、食べ物も美味しいし、ホテルの近くにショッピングセンターもあって、日本とさして変わらない生活が送れました。
オウル市内
また、昨年IMDラボにインターンシップで来ていたIlyasと再会することもできました。
彼にはこのイン ターンシップの間、非常にお世話になりました。最後の週末にはKemiのSnow Castleに連れて行ってくれました。彼のおかげで非常に楽しい1か月間となりました。
短い期間ではありましたが貴重な体験をさせていただきました。
今回得た経験を活かし、研究に励んでいきたいと思います。
最後に、今回のインターンシップにあたって様々な面でご支援をしてくださったオウル大学の先生方、インタラクティブメディア設計学研究室の先生方に厚く御礼を申し上げます。
Kiitos !!