月別アーカイブ: 2023年5月

インターンシップ体験記〜海!羊!BBQ!ドキドキ☆夏のニュージーランド〜

Kia Ora,

帰国したらM2になっていた永田です。初カキコ…ども…

2月6日から4月2日までの2ヶ月間、ニュージーランドのオタゴ大学(The University of Otago)にインターンシップに行ってきました〜🐏🐑

留学はいいぞ。っていうお話。

ダニーデンとオタゴ大学

オタゴ大学はニュージーランド南島、海沿いのダニーデンに位置する。

地図でいうとこの辺。

ニュージーランド南島に位置する地方都市・ダニーデン

北島に比べると夏の暑さは穏やかで、冬は厳しめ。冬夏冬冬みたいな気候の土地。

南半球なので、2月は真夏。

ビーチが綺麗でサーフィンやサーモンが有名🏄

生駒の厳しい冬からうまく逃げ出すことができたので、渡航時期としてはベスト。

ダニーデンの街並みはこんな感じ。

Dunedin

スコットランドを元に街づくりが行われた移民街で、イギリス情緒と多国籍レストランが入り混じった街。

2ヶ月お世話になった大学は、この時計塔が名所。

Clock tower

歴史のある総合大学は建物がオシャレでいい👍

移民の街ということもあり、日本の大学よりも圧倒的に留学生の割合が多い。初めての留学だった私も、住みやすい街ですぐ溶け込めた。

学内にLanguage Schoolもあり、語学留学で来ている日本人もたくさん見かけた。
彼らの大半は1ヶ月で帰るため、1ヶ月経った頃には不慣れな学生の道案内をする先輩仕草を見せることができる。

ニュージーランドなのでもちろん公用語は英語。学内外に多数あるCafeのメニューも大体読めばわかる。

学内のCafe

向こうでは2月に新学期が始まるということもあり、至るところで歓迎イベントが開催されていた。ニュージーランドスタイルのBBQは交流を深めるのにうってつけの機会。
毎日のようにどこかの団体が企画しており、2ヶ月で5食くらい浮いた。

どの団体もガス式のBBQコンロを持っている、頻繁にBBQを行う国民性

こんな自然豊かで異国情緒溢れる街で、自分の好きなものに向き合う濃厚な2ヶ月間の記録。

研究

インターンシップということで、授業はなくインターン先で研究を行う。

今回私はHCI Groupにて、ARの情報提示に関する研究を行った。

眼鏡型のARグラスを用いて、タスクを行う際の情報を表示する場所に関する研究で、user studyのためのARアプリケーションを開発した。

Snapchatの会社が出しているARグラス。非売品。

初めて触るグラスの開発ということで開発プラットフォームへの慣れやドキュメントの理解に時間がかかったが、UIをスクリーン上に表示したり壁に沿って表示するアプリケーションが開発できた。

user studyで仮説が検証されるのが楽しみだ。

研究室生活

メールの文頭は大体”Kia Ora, “からはじまる。マオリ語のこんにちはみたいな挨拶。

メールはフランクで、人間関係はフラット。教員のこともみんな下の名前で呼ぶ。

教授陣はドイツ人の方で、もし彼らとドイツで知り合っていればProfessor呼びをしただろうしこんなにも仲良くはなれなかっただろう。

先生家族にサーフィンに連れて行ってもらったり、近所のバーでクラフトビールを頂いたり。

オフの時間はしっかり遊ぶ。オンオフのメリハリをはっきりつけるのがニュージーランド流。

Beer bar

課外でのスポーツも盛んで、留学期間中に研究室内で卓球大会やバドミントン会が開催された。

卓球大会で優勝したのもいい思い出。

卓球大会の表彰状

平日の過ごし方

私は朝弱いので、大体10時ごろに研究室に行き18時頃に帰る生活。

研究室のメンバーは朝型で、18時には他の学生が全員帰っていることもザラにあった。

18:30を境にバスが1時間刻みになるため、これを逃さないように急いで下校。

週1回ほど、下校時にスーパーで買い出し。海外ではスーパーマーケットさえも立派な観光。今後海外に行くときは必ず行きたい。

フルーツやアボカド、肉が安いが加工食品は高い

帰宅後は自炊。夕食後、就職活動のオンライン面接を行う日が多かった。(2〜3月の日本とニュージーランドの時差は3時間+サマータイムで4時間)

面接官とのアイスブレークは留学に限る。

あとはたまにバーでビールを飲んだり、レストランで外食したり。

一軒家の1部屋を間借りしていたので、家の犬と遊んだりした。

留学期間中の癒し

週末の過ごし方とアクティビティ

週末は観光。

次その国に行くのが何年後になるかわからないので、留学期間中の週末はとにかくアクティブに観光をすべき。

お気に入りはSt. Clair beach。3月は毎週末ここを散歩していた気がする。

バスはどの区間も片道1NZD(=約80円)なので、暇さえあればビーチに行っていた。

St.Clair beach

クルーズでalbatross(アホウドリ)sea lion(アシカ)penguin(ペンギン)を見るのもオススメ🐧

中でも野生のペンギンが見られるエリアは珍しい。警戒心が強くて写真は撮れなかったけど。

Albatross

街を一歩出ればそこら中に羊や牛がいたり、海では高緯度帯特有の野生動物が見られる。

雄大な自然こそNZ南島の魅力。

遊園地のアトラクションのような世界観

高緯度帯で思い出したが、NZ南島はオーロラを見ることもできるらしい。

低緯度オーロラという、オーロラが見れる地域の中では低緯度の地域特有の現象。北欧の青や緑色のオーロラと違い、赤いオーロラが観測されるとのこと。

留学期間中に2回ほど好条件の日があったが、残念ながらその日に限って晩に雨が降った。

オーロラ予報は以下のサイトで確認できる。↓↓↓

http://auroraalert.otago.ac.nz/aurora/index.html

英会話

英語圏への留学ということで、やはり英語力の向上が目的の1つに挙げられる。

2ヶ月間という短期間で最大限の成果を出すため、とにかく毎日話すことを心がけた。

平日は毎日研究室に行く。バス停での待ち時間は暇そうな人に話しかける。土日は研究室のメンバーなどを誘って遊びに行く。家に帰ったらhost familyに1日の出来事を話す。

普通に生活しているだけで英会話ができる最高の2ヶ月にできたのは間違いない。

学習成果

2ヶ月前とは見違えるほどペラペラに…とはいかないが、英語を話すことに抵抗がなくなった。

話しかけられても自信を持って返せるようになったマインドが1番大きくて、ボキャブラリーとしては日常でよく使う言い回しをいくつか身につけた程度だが、小さな自信を感じている。

もちろん最後までキウイ(NZネイティブ)の英語は速いなと感じたし、頻繁に聞き返してしまうが、以前よりも英会話が楽しい。

NZ飯スナップ

これを食べれば貴方も現地人、といったものを厳選して紹介。

ソーセージシズル

ソーセージシズル

研究室イベント係としても、BBQの勉強は外せない。

ソーセージと玉ねぎを炒めたものを薄い食パンで挟む、NZ家庭の味。

片手で食べられ大勢に振る舞うことができる、パーティーの定番料理だ。

逆にBBQパーティーでは普通の牛肉やラム肉は無かった。

Cookie Time

国内線で配られる宣伝効果はすごい

シェイクは日本に持ち帰ることができない

国内線で必ず配られる、NZを代表するクッキー。

程よい甘さとChewyな食感がクセになるチョコチップクッキーで、NZ菓子はこれ無しでは語れない。

おすすめは店舗限定の出来立てクッキーとシェイク。Chewyなクッキーは出来立ての美味さが格別。日本だと原宿に1店舗あるらしい。

ラムチョップ

ラムチョップ

ラムチョップ

自作ジンギスカン

NZといえば羊。人口よりも多いことでも有名な羊は、安い日だと100g100円程度で食べれる。

おすすめは元から臭み消しのスパイスがかかったもので、焼くだけでお手軽ラムステーキの出来上がり。

柔らかいが食べ応えのある赤身で、半ば主食。2ヶ月で羊1匹くらい食べた(嘘)。

ハンバーガー

dinnerの主役になるハンバーガー

実は牛の数も人口より多いニュージーランド。

背が高くフォークとナイフで食べるハンバーガープレートは、ファストフードというよりご馳走だ。

ピートが挟まれ野菜もたっぷりなのがNZスタイルのバーガーで、コーラにもクラフトビールにも相性抜群。

Flat White

Flat Whiteとクッキー

オセアニアでよく飲まれるラテ。エスプレッソ、スチームミルク、フォームミルクの3層から成り、エスプレッソの香り豊かな一品。どこのカフェでも飲める。

私はカフェラテより好き。

備忘録

次にニュージーランドに行くときの自分用のメモ。

醤油だけでなくほんだしも持って行け

今回自炊メインにすることで食費を浮かそうと試みた。そこで、一人暮らしの心の友・キッコーマン搾りたて生醤油を持って行ったが、ほんだしも持っていくべきだった。

ダニーデンは移民の街ということでAsian supermarketも多数存在し、買おうと思えば醤油もだしの素も買える。価格が日本の約4倍かかるということを除けば。

日本で買う約4倍の価格で販売されている

生鮮食品は持ち込めないが、小さな調味料は日本から持って行った方が賢い。

男梅グミは持って行くな!

研究室に手土産として、日本のスーパーで買えるお菓子をグミやソフトキャンディ中心にたくさん持って行ってみた。日本のお菓子は概ね大人気で、3日も経てば無くなっていた。

研究室に持って行ったお菓子

しかし、変わり種として持って行った男梅グミだけは不評だった。日本人の私はとても好きな男梅のグミだが、2週間経っても残っていたので残りは自分で食べた。

全部キャッシュレス決済!

キャッシュレス先進国・ニュージーランドで現金を使う奴はイケてない観光客くらいだ。住所が分かればすぐにバス用のプリペイドカードを発行し、快適なキャッシュレスライフを過ごそう。

あとの会計はほぼクレカ。お祭りの屋台でもクレカの機械をレンタルしている。

現金を使ったのは向こうでできた友人との割り勘程度で、1万円ほど換金すれば2ヶ月分足りた。

NZeTAと日本の入国時に見せるwebサイトの登録

ビザ無し渡航でも出入国はパスポートだけというわけにはいかない。特にNZeTAは発行から2日程度かかったので、忘れず発行しておくこと。

おわりに

研究に海に羊に英語に食事に…自分の好きなものや価値観に気づく充実した2ヶ月間でした。

最後になりますが、受け入れ先の指導教員のTobias先生はじめHCI Group, The University of Otagoの皆様、送り出してくださったIMDの先生方、その他ニュージーランドでお世話になったすべての方に感謝申し上げます。Ngā mihi!

夏の7週間!南オーストラリア大学のAR研究とアデレードの魅力に溺れた私の日々

夏の7週間!南オーストラリア大学のAR研究とアデレードの魅力に溺れた私の日々

 

こんにちは!

今日はみなさんに、私がこの夏に体験したアドベンチャーについてお話ししようと思います。

場所は南半球の美しい都市、アデレード。そう、オーストラリアの南オーストラリア大学で、濃密な7週間を過ごしました。

そこで私が参加したのは、「Australian Research Centre for Interactive and Virtual Environments」での研究です。ARやVRといった、ど真ん中のCHI研究を展開しているんです。

私の役目は、ARを使ってロボット犬「Unitree Go1」の知覚・計画・作業を可視化するアプリを開発することです。UnityとHoloLens2を武器に、ARシステムの設計・実装に挑みました。今までの知識と技術が試されるとってもエキサイティングな体験でした。

でも、研究だけじゃないんですよ。滞在中の楽しいエピソードがいっぱいあるんです。

まず食事!オーストラリアのグルメは、本当に美味しいです!特にハンバーガーショップのハングリージャックスは、オーストラリアのバーガーキングで、これまで食べた中で最も罪な味で夢中になりました。

そして、アボリジニの伝統料理、カンガルーのステーキも初体験。意外とあっさりしてて、美味しかったなぁ。

そして飲み物は、甘さ控えめなアップルサイダー(お酒)が気に入りました。さすがの本場の味でした。もちろん、日本食レストランも探し出して、ちょっとホッとする時間もありましたよ。

週末は観光に没頭!

図書館や博物館に、南半球最大のマーケットまで散策しました。

でも特に気に入ったのは、アデレードのビーチ。昼間は真っ青な海に感動し、夕方には美しい夕日にうっとり。こんな景色、日本ではなかなか見れませんからね。

 

 

 

 

このすばらしい体験を通じて、自分のスキルを磨き、新たな挑戦の勇気を得ることができました。もし次の機会があれば、またこのようなインターンシップに参加したいと思います。

アデレードでの日々は、まさに学びと楽しみの満載!

留学先で何を経験するかは自分次第。

ぜひ皆さんも新たな挑戦を楽しんでみてくださいね。

 

それでは、また次回のブログでお会いしましょう!

Open Campus 2023

5/13に奈良先端大にて Open Campus 2023  が開催されました

今回はオープンキャンパスに参加してくれた馬くん(まーくん)からの以下報告です.

ーーーーーーー馬くんーーーーーーー

ニーハオ、みんなさん! IMDのM1のMaです!ブログを書くなんて初めてです、よろしく!

5月13日にOpenCampusがオンラインと現地で開催され、IMDもたくさんデモを行いました。多くの方がIMDに 興味を持って来てくださり、本当にありがとうございます!

1階では、Akiyoshiさん、Noguchiさん、そしてUedaさんがポスタをプレゼンを行っていました。 

誰だって初対面の人と話すときはドキドキすることもあるよね。
そんなとき、Yoneyamaさんの研究がキミを助 けるかも!

スピーチ中にフィードバックがなくて自分のパフォーマンスがどうだったのかわからない?それ、Takahamaさんの研究はまさにその問題を解決するためのものです!

Akiraさんの研究は、環境中の物体を認識することです。2D環境での物体認識はありますけど、3D環境、特に HMDみたいな計算能力がそんなに強くないデバイスで、リアルタイムに物体を認識するのは大きな挑戦です。で も、それがAkiraさんが解決しようとしている問題です!

まるでマジックのように、Geertさんの研究で、iPadやスマホの画面が透明になります!そして、頭の位置が変 わると、画面表示も変わるんです!

ゲームをプレイするとき、褒められるとやる気が出るのか、それとも逆なのか?それをテストしているのが Taguchiさんのデモです。

Noguchiさんの研究は本当に面白いです。3Dカメラを使って短距離走者の姿勢を推定し、トレーニングのための 詳細なデータを提供しています。

SoshiroさんとMatobaさんは、汎用型AR作業支援システムを紹介しています。ARで作業を助けるのはもう当た り前のアイデアだけど、そんなシステムを開発するのは大変なんだ!でも、Soshiroさんらのシステムを使え ば、手軽にAR作業支援システムを作れます!

IMDは人間と機械のインタラクション(HRI)についても研究しています!

そして、IMDにはNAISTで唯一の本物の自動運転車があります。現在、自動運転の普及を阻んでいる最大の障害は技術 じゃなくて、人間の心理かもしれないんだ。だから、XRMチームの目標は、高度な自動運転車に乗るときの乗客 のストレスを減らし、自動運転技術の普及を促進し、乗客の快適さを増すことなんだ。MaShimizuさんがガ レージでXRMの研究を紹介しています!

7階では、NiedaさんとLiuさんが触覚ロボットを紹介しています。ARやVRシステムと組み合わせると、これらの ロボットはあなたに新しい体験を提供してくれます!

IMDにはたくさんの面白い研究テーマがあります、興味があったらぜひIMDに遊びに来てね!

最後に、インターンのGuoさんが撮ってくれたすごい写真に感謝いたします!

Open Campusで楽しんでくれたかな?!また機会があったら、ぜひIMDに遊びに来てください!

謝謝 IMDメンバ(リストこちら) :)