月別アーカイブ: 2023年8月

大学見本市2023~イノベーション・ジャパン

はじめに

こんにちは、M2の髙濱悠作です。2023年8月24日(木)と25日(金)に東京ビッグサイトで開催された「大学見本市2023〜イノベーション・ジャパン」に参加してきました。このイベントは、日本全国から多くの大学が参加し、産学連携の推進と技術移転を目的としたマッチングイベントで、参加した大学は約300校ととても大きなイベントでした。

 我々のプロジェクト:思いやりをもったAIによるVRプレゼンテーション訓練

私たちは藤本先生、M2の髙濱悠作、そして上田史貴の3人で、「思いやりをもったAIによるVRプレゼンテーション訓練」というテーマで出展しました。これは私にとって、初めてのビッグサイト、そして初めて外部での研究デモということで、非常に楽しく貴重な経験でした。

体験していただいた方からは、「初めてVRを体験できて楽しかったです」「人に優しいフィードバック面白いですね」といった多くのコメントをいただきました。

デモのハードルと学び

デモは朝10:00から17:30まで行われ、ずっとデモをしているとなかなか疲れるものです(笑)。しかし、その疲れも他の大学の研究内容に触れることで吹き飛びました。

他大学の面白い研究:触覚の革命

特に印象に残ったのは、東京大学 大学院新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻の研究です。彼らは空中超音波を用いて触覚を提示するという驚くべきテクノロジーを展示していました。空中にクラゲが浮かんでいるような映像が出され、そのクラゲに触れると超音波によってふわっとした感触を体験できました。

今後の研究に向けて

このイベントに参加して、他の優れた研究を見ることで、自分たちの研究に何が足りないのか、どのように改善すればよいのかについて多くを学びました。また、多くの方に体験していただくことで得られたフィードバックは今後の研究に非常に役立つと感じています。

結び

「イノベーション・ジャパン2023」は、多くの新しい技術と出会い、多くの学びを得る場でした。これからもこのような場で多くを学び、自分たちの研究をより高めていきたいです。

それでは、次回のブログでお会いしましょう。

APMAR 2023 (Asia-Pacific Workshop on Mixed and Augmented Reality) in 台湾

M2の米山です。随分と時間が経ってしまいましたが、8月に台湾で開催されたAsia-Pacific Workshop on Mixed and Augmented Reality (APMAR2023)にて、発表しました。IMDからは米山、澤邊先生、藤本先生が参加しました。

  • 日程:8月18日(金)〜8月19日(土)
  • 場所:国立台湾大学(台湾)
  • 内容:Regular paper発表(13件)、Picth your work発表(17件)、デモ体験、招待公演

APMAR

APMAR

Paperの発表は2日間にわたって行われました。Pitch your work 部門は3分,Regular paper部門は5分と発表時間が非常に短い中,コンピュータビジョン,VR,AR等,幅広い研究分野の発表が行われました。私は1日目に”Augmented Reality Visual Effects for Mitigating Anxiety of
In-person Communication for Individuals with Social
Anxiety Disorder
“を発表しました。

米山の発表風景

1日目の発表後には,国立台湾大学の複数の研究室を訪問し、デモを体験できるデモツアーがありました。
2日目は台湾のHCI学会であるTAICHIとの共同開催であったため,3件の招待講演(Google社のEd Chi氏、シンガポール国立大学の教授 Shengdong Zhao氏、ATLAS Institute & Computer Scienceの教授Ellen YiLuen Do氏)がありました。
2日目の夜にはBanquetも開催され,台湾,韓国,日本の学生と交流する機会もありました。
私は高校時代、KPOPが好きで韓国語を勉強したことがあったので、韓国からの留学生とお話しできたのが楽しかったです!

台湾国立大学

広ーいキャンパス!日本の大学のような建物でした。

台湾国立大学

大学内にゴイサギ(サギの一種)が出没するので、注意の看板があります!かわいい!

ゴイサギ注意

ゴイサギ

ゴイサギ

最後に

今回は、学会前日に台湾入国、学会が朝から晩まで2日間、学会翌日早朝に台湾を出国するという、忙しいスケジュールでしたが、初めての国際学会を経験できて、良い思い出となりました。
APMARでの発表にあたり、約1年半研究を指導していただいている藤本先生、論文の確認をしていただいた加藤先生、神原先生、澤邊先生、このような機会をご提供いただきありがとうございました。
来年のAPMAR 2024は日本で開催予定なので、みなさまぜひ論文を提出しましょう!

HCII at デンマーク

さわべです.

HCII2023に参加し,発表してきたので,こちらについて報告しておきます.

今回初めてのHCIIと初めてのデンマークのコペンハーゲン(開催場所)と,初めてが多かったです.

ドーハを経由(トランジット)で合計約19時間ほどの飛行機の末,デンマークに到着しました.

今回の学会とは:

HCI INTERNATIONAL 2023 25TH INTERNATIONAL CONFERENCE ON HUMAN-COMPUTER INTERACTION AC Bella Sky Hotel and Bella Center, Copenhagen, Denmark

イメージとして,様々な情報研究分野の研究会が集まった国際シンポジウムのようでしたので,パラレルセッションが朝から(8時ごろから)夕方(18時ごろ)までぶっ通しでありました.もちろん好きなセッションに自由に参加できるので,興味のある発表だけつまみぐいのような形もできます.

聴講した講演や,自分の発表した講演を通して,高齢者とICTのトピックでも様々な取り組みが世界でされており,実際に高齢ユーザの方に使ってもらっているサービスのようなものもありました.

今回私が発表した内容は,スマートフォンエージェントを使って,スマホの利用の仕方やスマホの悩みを聞いてくれるサービスの運用についての話をしましたが,まだまだエージェント(キャラクタ)を使ったアプローチは多くないようです.(多くの研究は,すでに高齢ユーザもスマホを持っていて,普通に使っているという前提が多いような気がしました.が,ここに大きな課題があると,思っております!by Sawabe)

デンマーク自体は,とてもゆったりした国で,外の温度も涼しかったです(平均20°ぐらい,その時の日本は35°ぐらい...)ホテル内も涼しく(寒かった)ため,現地で服を調達しないといけないことに.税率がすごく高いので,マ🙆ドのセットでも¥2,000ほどしました(!!!)また,さすがレゴ発祥の国ということで,LEGOショップがすごく賑わっていました.