こんにちは、M1の山本です.
今年もサマーセミナーの季節がやってきました.
今年集まったのは5人,学部3年生から高専生まで様々.
中にはNAISTへの入学が決まっている人までいました!
さて,今年のサマーセミナーは2つのグループに別れ,ARTooloKitによるプログラミングとプロジェクションマッピングを行いました.
ARToolKitのグループでは,スプリングセミナーと同様に,ARマーカーをカメラに写すと3Dのタチコマ(攻殻機動隊に出てきます)が出てくるプログラムが与えられ,そのプログラムを改良して様々な課題に取り組んで貰いました.今年は更にそれぞれが自分で考えたアイディアを元に自由にプログラムを作ってもらい、皆の前で発表してもらいました.
最初は皆さん不安そうで,ぎこちない様子でしたが,顔は真剣そのもの!
どの学生さんもネットや参考書を調べたり,積極的な質問をしてくれたので
なんと,2日目の開始2時間後にはこちらが用意した課題を完成させてしまいました.
プロジェクションマッピンググループも,スプリングセミナーと同様に,オブジェクトにペンを近づけると,その位置に青や赤,緑色の点がプロジェクションされ,模様や文字を描くことができるようにしようという課題をやってもらいました.
この課題は単純に見えますが,その裏では大量に行列式を使った計算をしています.
模様を描くためにはARマーカを貼り付けたペンを使用し,座標系 の変換を何度も行うことでペンや物体とカメラ,プロジェクタの位置関係を理解しプロジェクションマッピングを行っています.
たくさんの幾何変換が 登場するため,紙とペンで計算しながら情報を整理して進めていったのですが,さすがは若い頭脳,スラスラと理解してプログラムをする姿に感心させ られました.
最終的には追加課題として,ペン先と立方体の物体の衝突判定とその位置へのプロジェクションまでを行いました.
バグ等で少し時間がかかってしまいましたが,それはプログラミングの醍醐味?というものでしょう.なにはともあれ最後までやりきって完成させてもらえてよかったです.終わった後も,自分のオリジナルが作りたいと意気込んでいる様子を見て,僕も研究に気合を入れなければと,パワーをもらえました.
課題の合間には研究室の見学をしたり,実際に先輩たちにお話を聞いたりと,楽しいひと時を過ごしました.このメンバーがIMDメンバーとして一緒に研究出来る日を楽しみに待ってます!