こんにちは,M1の加藤涼子です.
私はフィンランドのオウル大学でのインターンシップを終えて,先週の金曜日に帰国しました.
今回はフィンランドでのインターンシップの最終レポートをまとめます.
私はPetri Pulli教授の研究グループに所属しており,技術がどのように孤立した若者をサポートできるのか,というテーマについて文献調査を行っていました.最終的にプレゼンテーション資料を作り,Eevaさんへ提出しました.今回の留学を通して,研究について理解を深めるとともに,英語のコミュニケーションスキルを向上させることができたと感じています.
前回は研究やオウル市内での生活を中心に記事を書いたので,今回はフィンランドの文化についてレポートをします.
デザイン
MarimekkoやIittalaに代表されるように,フィンランドではおしゃれで使いやすい雑貨や食器がよく見られます.私は芸術や人間工学に興味があることもあり,週末にヘルシンキにある国立美術館Ateneum,国立現代美術館Kiasma,Design Museumへ見学に行ってきました.
ヘルシンキに到着して最初に驚いたことは,美術館の展示物の写真を自由に撮影できることでした.もちろん,写真を撮ったからといって,作者の意図を完全に理解することはできないのですが,美術館から帰った後に説明文や作品を思い出せるというのは非常に素敵なことだと思いました.
また,ヘルシンキ建築といえばヘルシンキ中央駅.正面に走るトラムが素敵でした.
この記事では,Design Museumの内容を中心に紹介します.
フィンランドといえば著名な建築家でありデザイナーのアルヴァ・アールト(Alvar Aalto)を想起しますが,彼のデザインした家具もDesign Museumに展示されていました.
これは,サナトリウム(療養所)のために設計された家具です.時間がなく,解説をじっくり読むことはしませんでしたが,清潔ながらも病室特有の鋭利な冷たさを感じにくいデザインだなと感じました.
一般的に,美術館というと,展示物を目で見て楽しむ場所というイメージが強いと思いますが,デザインミュージアムには触って体験できるようなコーナーも複数用意されてました.
一例として,電話機です.こちらの引き出しの中には,かつて日本でもよく使われていた黒電話があります.(私の実家にもかつてありました)
改めて受話器を取ってみると,ずっしりとした重みがあって懐かしさを感じました.
さて,電話機の形状はどのように変遷していったのでしょうか.
この写真から分かるように,みなさんもよくご自宅で使われているようなコードレスタイプやモバイルフォンなど,時代が新しくなるにつれて私たちがよく目にする電話機へ変遷していっています.
デザインミュージアムは,芸術的な面だけでなく,人間工学的な設計によって物がどのように使いやすくなったのかという部分を見ることができ,非常に楽しかったです.
今回のインターンシップを通して,研究面だけではなく,フィンランドの文化への理解を深めることができたように思います.
最後に,今回のインターンシップにあたって,様々な面でご支援をしてくださったオウル大学のPetri Pulli教授,NAISTの加藤教授をはじめとするインタラクティブメディア設計学研究室の先生方に厚く御礼を申し上げます.
以上,M1の加藤涼子でした.



