WebDB Forum 2012 + DBS155 参加報告 (欅)

D2 が,11/19 日に秋葉原ダイビルにて開催された第155回 データベースシステム研究会と,11/20-21 日に開催された第5回 Web とデータベースに関するフォーラムの参加報告をいたします.

DBS155

まずは WebDB Forum 併設の DBS 研究会です.

私が興味深いと感じた研究は「電子書籍小説の選別における興味喚起度MAPの有効性の評価」です.この研究のモチベーションは,電子書籍の立ち読みをする際にどの部分を読むのかをシステムがサポートすることを目的としています.

その後は NTTコミュニケーション科学基礎研究所の松原靖子さんによる招待講演「大規模Webクリックデータのためのイベント予測」「情報拡散過程のダイナミクス:非線形モデルの提案と情報予測」の二本立てでした.松原さんは私の二つ上の学年の方にも関わらず,データマイニング系のトップカンファレンスである KDD を始めとして数々の難関国際会議に論文を通されていて,私の憧れる研究者の一人です.

WebDB Forum 2012

去年の記事で目標と掲げた通り,今年は WebDB Forum にて発表をすることができました.しかも,初日の第一セッション,第一発表者という,まさにトップバッターでした.発表 25 分,質疑 10 分と時間をふんだんに使うことができたのですが,私の研究は前提知識が多いので,これは大いに助かりました.

ここ数年,さまざまな分野に統計的言語モデルが用いられていますが,私が属するデータベースコミュニティにおいても同様です.中でもトピックモデルの一つである LDA が大人気で,今回の発表の中にもたくさんありました.

また,学生奨励賞を頂くことができました.やった!